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| そう…あれは1998年、今から5年前の事です。 カレッジのサークルで知り合った僕(注1)とだいすけ(注2)は夜明け前の多摩リバーをぼーっと眺めておりました。 僕達は青春ゆえに苛立ち、青春ゆえに悩みながら、川に小石を投げては見果てぬ夢を追いかけていました。 僕は手のひらの中にある小石をもう一度ギュッと握りしめると、傍らのだいすけに言いました。 「もしこの石が川の上を5回スキップしたら…そしたら…俺とバンドやらないか?」 静かに微笑みうなずくだいすけ。僕は「それ!」と声を発しつつ、往年の阪神の小林のごとく緩やかなサイドスローで、多摩リバーという名のフィールドに小石という名の夢を力一杯投げ込んだのでした。 僕の投げたその小石は、満天の星の輝く空に舞い上がって一筋の流れ星となりました。 ある日の事、僕とだいすけが所属するサークルで定例ライブが行われました。サークルの仲間達とわいわい盛り上がる中、階段脇にぽつねんとたたずむ後輩がおりました。その後輩は友人に向かって「毎日の生活に刺激がほしいんだ…。同情なんていらない優しい言葉なんていらない…シ・ゲ・キ・ガ・ホ・シ・イ。」と涙ながらに語っていたのです。その燃えるような情熱、狂おしいほどの鼓動(ビート)に僕は思わず走りよらずにはいられませんでした。僕はあきら(注3)の双肩を押さえ、ゴクリと唾を飲むと大きく深呼吸し、できるだけ平静を装って聞きました。「一緒に…俺達一緒に希望って名のメルヘン街道…突っ走ってみねぇか…?」 いよいよメンバーが揃いバンドが始動。初めての練習に入って汗をかきかき休憩中、だいすけが「2ヶ月後に新しいライブハウスができるらしいので、そこで初ライブをする事にしよう!」と発表。そこでバンド名を考えようという事になりました。たまたま好きなバンドが野球関係の名前だったので野球に関係するバンド名にしようと最初は「ツーナッシング」に決定。でもいまいち腑に落ちないので次に「リリーフカー」に変更。 その後「あくまでマイペース」をモットーに、地元八王子を中心に地味ながらも活動を展開。 たまたま大学のサークルを久しぶりに訪れた僕は、路傍に咲くオオイヌノフグリに心を奪われました。 そこから新生DUGOUTとして2002年秋から新メンバーでレコーディングをして11月に関西プチツア−を敢行。2003年のテーマを「マイペースからマリポーサ'03」として活動中。また今年は、「涙は出し惜しみしない事にしました。」というキャッチフレーズの元に5月に夏を先取りの音源を完成させ地味にCDーRで発売中。5/24の上野公園野外ステージで行われた「ROLLING1000t」にも参加。音源も誉めてもらって「上げ潮だぁ〜っ!!」と鼻息が荒い今日この頃であります。 注1:DUGOUTのG&Voを勤める。ダグアウトのキャプテン。家の窓からいきなり飛び下りて大怪我をした時に「へへ…、おれ…ピーターパンにはなれないみたいだ…。」と男泣きに泣いたという。 |
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